リエゾンナースのキャリサポート
2020.12.21今回は、福田総合病院の新たな取り組み。
リエゾンナースがキャリアサポートを行う「キャリサポ係」についてインタビューをさせていただきました。
リエゾンナース(株式会社日本看護サービス)
精神看護専門看護師 安藤さん
鹿児島出身、好きな食べ物:フルーツ
趣味:道の駅めぐり
リエゾンナースとは、「精神看護」専門看護師のことで、
「リエゾン(liaison)」は、フランス語で「橋渡しをする」とか「つなげる」という意味があります。
以前勤務していた病院での役割としては、患者様やご家族の精神的な問題を解決するための看護アプローチを行ったり、病院職員へのサポートを行ってきました。
病院で働く職員が、精神的に健康でないと、質の高い看護は提供できないと考えています。
福田総合病院でも、患者様やご家族だけでなく、病院で働く看護師のキャリアもライフもサポートしたいと考え取り組んでいます。
新人看護師には、新人看護師の悩みがあり、先輩看護師には、先輩看護師の悩みがあります。働く上で、悩みはつきないものですが、
「困ったり悩んだりすること」は「成長の源」です。
ケアしている人が成長すると看護の質が上がります。
ですが、1人だけで抱えてしまうと苦しみや辛さになります。
また、職場が忙しい時期は、直属の上司に相談しにくい状況が生まれ、メンタル不調や離職につながりやすくなります。
そこで、1人で抱えこまずに何でも相談できる人の存在が必要という病院の考えから、「キャリアとライフの相談窓口「キャリサポ係」が開設されました。
リエゾンナースは、院内職員ではない客観的な立場です。
新卒・中途入社の場合、入社後1ヶ月、3ヶ月前後にフォローアップ面談を行い、新しい環境に慣れていけるように部署スタッフとは違う立場でお手伝いします。
また、希望があればいつでも何でも気軽に相談にのれる環境をつくっていきたいと思っています。
「患者さんとこんなトラブルがあって、私はこんな対応をしたのですがあってますか?」
といった、日々の看護で感じるモヤモヤ、
「子どもが学校に行きたがらず、毎朝困っていて」
といった、家庭での困りごとも、
考えすぎずに些細なことでも相談いただきたいと考えています。
「人に頼るのは甘え」と思ったり、悩みを話すことに不安を感じたりするかもしれません。
人の力を借りるのは“能力”、悩みを話す勇気は“強さ”です。
つまずきや悩みを足掛かりに、どうやって「持ち味」を発揮し成長していくか、一緒に考える機会にしたいと思っています。
この取り組みは始まったばかりですので、これから職員の皆さんと信頼関係をつくりながら、取り組んでいければと思います。
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▼キャリアサポート体制(キャリサポ係)について
http://fukuda-nurse.com/caresupp.html