スタッフとの関わりで意識すること
2022.08.08
配属先:3F西(障害者病棟)
副看護師長 中野さん
福田歴9年
障害者病棟では、神経難病を有する患者様、重度の肢体不自由者、寝たきりで意識障害のある患者様の治療、看護、リハビリを行っています。
また、福田総合病院は整形外科に力を入れており、手の疾患や大腿骨頸部骨折術後、腰椎圧迫骨折などの患者様も増えています。
患者様一人一人の生活背景を把握し、プライマリーナースとチームメンバーがしっかりと情報共有しながら、個別性のある看護を目指して退院までの計画を進め、地域連携室や院内多職種と連携しながら、退院調整、退院支援もサポートします。
病棟には若いスタッフが多く、毎年新卒看護師も配置されるので、指導方法は少しずつ体系化できてきています。
新卒向け研修、リーダー研修、キャリアアップ研修により、自発的に成長意欲がもてる環境づくりに取り組んでいます。
主任の時は、自分の仕事が「患者様の為に」に視線が向いていたのですが、副看護師長になってからは、さらに「スタッフ育成」「病院運営」の視点が加わりました。
私がこれまで出会ってきた「管理者像」は、リーダーシップがあり、方向性を定めて方針を決定できる人が多かったと感じています。
「担当する病棟で何が課題になっているのか?」
「スタッフにどのように成長して欲しいのか?」
まだ副看護師長になって3ヶ月ですので、言語化できていない状況ですが、状況把握・情報整理をしながら取り組んでいきたいと考えています。
私はどちらかというと、グイグイ引っ張るリーダーというよりは、みんなで一緒に考えて同意形成していくような、サポートタイプです。
「どうすればみんなの仕事がしやすくなるのか?」
「患者様にとってよりよい看護とは?」
そんな質問をみんなに投げかけながら、一緒に考えて欲しいと伝えています。
自分一人で決めたことを落とし込んでいくのではなく、スタッフ一人一人に意見を出してもらいながら、一緒に方向性を決めていくような関わり方を意識しています。
看護師長だとか、1年目だとか、いい意味で先輩、後輩、関係なく、誰もが自分の意見を言える職場・チームを目指しています。
スタッフ1人1人の「心理的安全性」が保たれるように、堅苦しくない関係性をチームで築いていきたいと考えています。
人を育てることができる人・育てるのが好きな人をもっと増やしていきたいと考えています。
少しずつキャリアアップして、1人1人が病棟の看護を担う存在になり、ライフステージに柔軟に適応しながら、継続して働くことができる職場環境をつくっていきたいと思います。
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以上、副看護師長の中野さんのインタビューでした。