「福田らしさ」は“顔の見える関係性”~看護部主任・副主任が語るチームの魅力~

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「福田らしさ」は“顔の見える関係性”~看護部主任・副主任が語るチームの魅力~

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写真(左) 2階病棟 主任Tさん/福田歴7年/尼崎市出身
好きな食べ物:スフレプリン(ファミマのが特にお気に入り)
も看護師でなければ何になってた?:病院で働く別の職種
無人島に持っていくなら:サバイバルナイフ


写真(中央) 3階東病棟 主任Nさん/福田歴12年/長崎県出身
好きな食べ物:あつあつのごはんと明太子
看護師でなければ何になってた?:獣医師
無人島に持っていくなら:ドラえもん本体


写真(右) 3階西病棟 副主任Hさん/福田歴6年/枚方市出身
7歳と4歳の母。好きなもの:韓国ドラマ、母のつくったごはん
看護師でなければ何になってた?:理学療法士
無人島に持っていくなら:魔法の杖

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職場の雰囲気を一言で表すと?

Hさん:
「わきあいあいとしてる職場」ですね。
仕事中も声をかけ合ったり、笑い声が聞こえたり。
助け合いが自然にできる雰囲気です。


Nさん:
私は「よくしゃべる職場」(笑)
報告・連絡・相談も多いし、雑談も多い。
コミュニケーションが多いからこそ、チームワークがいいんだと思います。

Tさん:

私は「ずっと笑ってる職場」ですかね。
大変なこともあるけど、笑いながら乗り越えられる仲間がいる。
それが私にとって、福田のいちばんの魅力かもしれません。

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「福田らしさ」を感じる瞬間とは

Nさん:

大きな病院だと理事長や看護部長と話す機会も少なく、名前を覚えてもらえないこともありますよね。
でも福田では、理事長や看護部長がとても近い存在。すぐに声をかけてくれます。
人と人との距離が近くて、“顔の見える関係性”が築けるのも福田らしさだと思います。

Tさん:
確かにそうですね。患者様とも「一緒に決めていける」柔軟さがあります。
いい意味でルールに縛られすぎず、患者様の想いを最優先にできる環境があるなと感じます。

Hさん:
先輩・後輩の仲も良く、病棟全体がやわらかい雰囲気です。
お互いを気にかけながら自然とフォローし合う。

“ゆるやかであたたかい空気”が流れている職場だと思います。

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チームづくりで意識していること

Hさん:
副主任になって1年。看護師長や他職種と関わる機会が増えて、病棟全体を見る視点を持てるようになりました。
以前は指摘されると落ち込むこともありましたが、

今は教育する方の立場になったことで、

「私の事を想って言ってくれていたんだな」と感じられるようになりました。

だからこそ、自分も伝える時は、相手が楽になる伝え方を意識しています。
いつでも相談しやすい存在になりたいと考えています。

Nさん:
主任として意識しているのは、“声をかける勇気”です。
「大丈夫?」だけで終わらず、

「今困っていることない?」

ともう一歩踏み込む。


看護師長や病院の想いを丁寧に伝えながら、

スタッフの気持ちにも寄り添う“つなぎ役”でありたいと思っています。

Tさん:
私は「組織とスタッフの真ん中ポジション」だと考えています。


現場の声を上に伝えつつ、病院全体の方針をどう現場に伝えるのか

――そのバランスを常に意識しています。


誰かが困っているときにはすぐに声をかけられる距離感を大切にしています。

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働き続けられる理由 ― 子育て・家庭との両立

Hさん:
2人の子どもを育てながら常勤で働いています。
産休・育休を経て時短勤務に切り替え、家庭と仕事のリズムを両立できました。
上司も同僚も理解があり、「お互いさま」の空気が自然にある職場です。

Nさん:
私は7年間、時短勤務(16時まで)で子育てと両立してきました。
パートから主任にステップアップしたスタッフもいて、家庭の状況に合わせたキャリア形成ができます。

Tさん:
私は子育てのブランクを経て福田で復帰しました。
最初は不安でしたが、先輩たちが丁寧に教えてくれたので、安心して現場に戻ることができたのを記憶しています。
“子育て期間で現場をはなれている“ということを前提に、

迎えてくれる雰囲気があったのがありがたかったですね。

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印象に残っている“福田らしさ”の伝わるエピソード

Tさん:
ある患者様の奥様が外来に通われていて、ご主人の病状が悪化した際、在宅療養を希望されました。
奥様はもともと外来に通われており、ご主人の入院時にもよくお話をしていました。
ご主人の病状が悪化したとき、ちょうどコロナ禍で面会制限が厳しく、ご家族が会えない状況でした。
そんな中で、「できることなら、最後は家で一緒に過ごしたい」という相談を受けたんです。

病院では限界もありましたが、病棟で検討してご希望を叶えることができるように取り組みました。

医師や訪問看護とも連携し、在宅での療養をチーム一丸となって実現することができました。


結果的に、ご主人はご自宅で穏やかに3日間を過ごされ、その間ずっとご家族がそばにいられました。
お見送りの後、

「家で過ごせて本当によかった」「ここまで支えてくれてありがとう」と奥様に言っていただけました。

その時の「ありがとう」は、今でも忘れられません。

Hさん:
私が担当していたのは、入院中にADL(日常生活動作)が低下した高齢の患者様でした。
娘さんが「できれば家で看たい」とおっしゃったとき、
病棟のスタッフ全員が「どうすれば実現できるか」を考え、在宅への移行をサポートすることになりました。

福田総合病院グループの居宅スタッフや訪問看護師と協力し、胃瘻や吸引、おむつ交換などのケアを娘さんへ丁寧に指導。
必要な医療機器や介護用品の手配も、部署を越えてみんなで支えました。

中でも印象的だったのは、家具の配置がネックになったときに、
訪問看護・リハ・居宅スタッフが業務外の時間にも集まり、

ベッドを動かせないかと話し合ったり実際に伺って手伝えないかと検討したりしていました。ご家族が患者様を看取ったあと、訪問看護師から声をかけてもらい、
初めて“病棟看護師としてグリーフケア”に参加させてもらいました。

私の上司である病棟師長は、勤務中にも関わらず、

「抜けていいよ」と配慮いただき、看取りまで携わることができました。

「ここまでしてもらえるなんて」とご家族にも感謝され、

ご家族と一緒にお線香をあげた時間は、今でも忘れられません。

“誰かの想いを実現するためにチーム全体で動く”

これが“福田らしさ”だと思います。

Nさん:
福田の特徴の一つに、病棟看護師が“退院後の生活”まで見届けられる文化があります。
いつもではありませんが、コロナ前までは、

私も何度か、退院後訪問に同行したことがありました。

退院して1週間ほどでお宅を訪ね、患者様がどんな生活をしているかを見せてもらう。
入院中に行ったケアや指導が実際にどう役立っているのかを知ることで、
「この支援は本当に必要だった」「もう少しこうできたかも」と次に活かすことができます。

病棟の外にもつながる看護――。
患者様の“その後の暮らし”を見届けられるのは、
地域とともに歩んできた福田総合病院ならではの取り組みだと思います。

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地域とつながる新しい試み ― コミュニティスペース「GOZEN」

今回クラウドファンディングで挑戦した休憩室兼地域のコミュニティスペース「GOZEN(ごぜん)」について、「職員目線であったらいいものは?」「また、地域向けの交流企画でやりたいことは?」を聞いてみました。

Nさん:

お菓子や飲み物はもちろん、オフィスグリコみたいな“ちょっと甘いご褒美”が欲しいですね。

小腹が空いたときや気持ちを切り替えたいときに立ち寄れると、自然と人が集まりそう。


「看護の日」に地域の方々と交流できるイベントなども開きたいです。


病院に来たことがない人にも、“看護師ってこういう人たちなんだ”と知ってもらえる機会になればと思います。

Hさん:

私は無印良品が好きなので、ハンドクリームとか化粧水みたいに、

“仕事帰りに買える日用品”が置いてあったら嬉しいです。

なくなった時に「休憩室行こっか」ってなるくらいの気軽さがいいですね。

Tさん:
地域向けの交流企画ではないのですが、普段外来で、

「どこに相談したらいいかわからない」という患者様も多く見かけます。

“お話ボランティア”さんのような形で、気軽に相談できるコーナーをつくってはどうかなと思いました。

Hさん:

個人的には“推し活コーナー”をつくりたい!

スタッフそれぞれが好きなアイドルやアーティスト、キャラクターを紹介できるような。

「○○さんの推しBEST3」とか、「○○さんの癒しグッズ紹介」とか。

そういう“ゆるいつながり”が、仕事中の会話のきっかけにもなると思うんです。

地域の方向けには、福祉用具や杖の選び方、

生活の工夫などを話せる“ミニ健康相談会”など、

病院と地域の間にある“困りごと”を拾える場所になると良いなと思いました。

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「GOZEN」にあったらいいものアイデアリスト

  • ・オフィスグリコ(お菓子・ドリンク)

    ・無印良品コーナー(化粧品・リップ・ハンドクリームなど)
    ・推し活コーナー(スタッフの好きなもの紹介)
    ・「ご当地うまいものBOX」(スイーツや地域特産品)
    ・フリーブック棚(看護・暮らし・旅・推しジャンル本)


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これからどんなチームにしていきたいですか?

Nさん:
後輩が安心して意見を言える雰囲気を守りたいです。
看護は“チームの力”で成り立っていますから、誰もが自分の想いを口にできる職場を目指しています。

Tさん:
主任として、みんなの声を聴き、課題を一緒に解決できる“相談できるリーダー”でありたいです。
スタッフの笑顔が患者様の安心につながる――その循環をつくっていきたいです。

Hさん:
働く仲間も患者様も、「ここに来てよかった」と思える空間をつくりたい。
医療も人間関係も、“小さなぬくもりの積み重ね”で支えられていると思います。

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これから福田総合病院で働くみなさんへ

Hさん:
まずは一度、見学に来てみてください。
実際に来てもらえれば、職場の雰囲気のあたたかさがすぐに伝わると思います。
「百聞は一見にしかず」ですね。気軽に見にきてほしいです。

Nさん:
ブランクのある方、子育て中の方、パソコンが苦手な方でも大丈夫。
みんなで丁寧に教え合う文化があるので、不安に思わなくて大丈夫です。
まずは「こうなりたい」という希望を話してもらえたら、
できる限りサポートします。

Tさん:
私たちは、その人その人に合わせて教育のペースを変えています。
焦らず、安心して一歩ずつ進める環境です。
いつでも相談できる先輩がいるので、
「自分に合う職場かな」と思ったら、ぜひ見に来てください。

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おわりに

福田総合病院の看護部が大切にしているのは、
“思いやりのあるチームづくり”

互いを尊重し合い、笑顔で働ける職場であること。
その日々の積み重ねが、患者様や地域への“ぬくもり”につながっています。

今回の座談会では、そんな福田らしさを感じるエピソードがたくさん語られました.
これからも、人のぬくもりで医療と地域をつなぐ看護を、スタッフ全員で育てていければと思います。


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